ライフとワークのバランス

全国のお父さんの皆さん、ライフとワークのバランス取れてますか?最近の研究によれば、長時間労働が父親の育児参加に与える影響は無視できないことが明らかになりました。特に、週65時間以上働く父親は、子供との遊び時間や日常的な育児活動(オムツ替えや入浴など)に関わる時間が少ない傾向にあります。当たり前に思えるかもしれませんが、子どもができたら働く時間を減らす必要がある、ということです。

 

僕は仕事頑張るから、ママは子育て頑張ってね、とはいきません。父親子供の成長に重要な役割を担っています。父親の育児参加は、子供の認知的および感情的な発達に良い影響を与えることが多くの研究で示されています。例えば、父親が積極的に子育てに関与する家庭の子供は、社交スキルや学業成績が向上し、情緒安定することが知られています。

 

では、子育てと仕事をどのように両立すれば良いのでしょうか?まず、子どもがいる人といない人では自由にできる時間、自分の勝手で仕事時間を増やす自由の有無に差があることを受け入れましょう。子どもが与えられたのに、子どもがいないかのように働き続けることはできないのです。

 

子どもを育てるためにどのような時間が必要なのか夫婦で真剣に話し合う必要があります。毎日の帰宅時間、月の残業時間、休日をどのように使えば良い子育てができるのか、話し合って決めましょう。

 

さらに、仕事の効率を上げることで、家庭に割ける時間を増やすことも考えられます。残業時間を短縮するために、集中して効率的に働く方法を見つけたり、在宅勤務を利用して移動時間を削減することも効果的です。

 

最終的には、父親としてどのような家庭を築きたいかを自問自答することが重要です。家族の中での存在感を高め、子どもたちに愛情を持って接することで、彼らの将来に大きな影響を与えることができます。少しずつでも良いので、家庭の中での役割を見直し、父親としての時間を充実させていきましょう。

 

家族と過ごす時間は、決して無駄にはなりません。それは子どもたちを健やかに育て幸せな子ども時代を築き上げます。あなたが子どものために取った有給一日が、やらなかった残業一時間が、早上がり30分が家族の未来を大きく変えるかもしれません。

 

「人生で最も幸運なことの一つは、私が思うに、幸せな子ども時代です。」アガサ・クリスティ