仲良し夫婦の謝罪マニュアル

仲良し夫婦には誰しも憧れますが、普段は仲良しでもどこかで喧嘩はするもの。あるいは喧嘩でなくても、相手を傷つけてしまうことは二人の人間が親密な関係を営むのであれば避けられないもの。その時に大事なのは傷を隠して仲良く振る舞うことではなく、相手の傷を癒すためにしっかりと謝ること。正しい謝り方はカップルに限らず、あらゆる人間関係に欠かせないスキルです。今日はVisionary Family Ministriesでも紹介されている謝罪のための5つのステップに少し手を加えたものをご紹介します。

  1. 告白:自分が相手にしたことを説明する。

この最初のステップが実はとても難しいです。ただ、相手を傷つけた、問題となる行動を告白します。「あの時、悪い態度を取ってしまった。」「あなたに怒鳴ってしまった。」「きみを無視ししてしまった。」この時大事なのは、絶対に理由を付け加えないこと。訳を言い始めてしまったら、言い訳に聞こえます。

相手が理由を聞かない限り、甘えず、ただありのまま自分がしたことを告白すること。

2. 理解:相手にどんな思いをさせたか説明する。

    想像力を働かせて自分が取った行動が相手にどんな思いをさせたか説明します。「悲しい思いをさせたよね。」「恐かったよね。」「腹が立ったよね。」可能な限り丁寧に説明すれば、相手は理解してもらえた、自分がしたことの重さを理解している、と感じます。

    3. 謝罪:後悔を表す。

    「ごめんなさい。」厳しいようですが、この5文字が言えない人は謝る気がない人、関係を回復させる気がない人です。自分の非を認め、相手の責任を追求することを止めた上でなければ、心からの「ごめんなさい」は出ません。逆に言えば、これが言える人は誰よりも夫婦関係の改善のために尽くす人です。

    4. 改善表明:変わると誓う。

    「今度はもっと落ち着いた声で伝えるよ。」「怒りそうになったら少し席を外すようにする。」次回同じ状況に陥った時に実際に行動をどう変えるのかを宣言しましょう。一緒に次はもっと明るい未来があると描きましょう。

    5. 赦しを乞う。

    「赦してください。」忘れてはいけないのがこの言葉。赦しがなければ関係回復はありません。ここまで言ってやっと、相手が赦すか否かを選択することができます。聞いた方もまた、いいよいいよ、で済ませてしまっては、完結しません。「赦します。」とはっきり宣言しましょう。

    簡単ではありませんが、謝罪と赦しは健全な夫婦関係に欠かせないプロセスです。逆にこれをマスターすれば、どんな人生の荒波にも負けない力強いカップルになるでしょう。