おとうさん、ファイト!!

お父さんの皆さん、子育て楽しんでいますか?子育てには、楽しい瞬間がたくさんあります。たとえば、お風呂に入れる時、好きな絵本を読む時、寝顔を眺める時、初めてハイハイできた瞬間や自転車に乗れた時。でも一方で、子育てがしんどいと感じる瞬間も少なくありません。

特に働く男性にとって、仕事で一日中頑張った後に家に帰り、疲れた体で子どもの夜泣きや癇癪に直面するのは非常にストレスフルな状況です。ここで、「仕事でいっぱいいっぱいだから、しんどい子育てはママに任せる」と考えるのではなく、このしんどい瞬間に父親として真価を発揮するにはどうしたらよいでしょう。

まず、最も大切なのは「自分を労わる」ことです。仕事で疲れていると、感情のコントロールが難しくなることがあります。深呼吸をして、「今は休息が必要だけど、子どもも父親を必要としている」と認識することが大切です。また、感情のコントロールが難しいと感じた時は、無理をせずにパートナーに協力をお願いしましょう。バトンタッチのタイミングや方法について事前に話し合っておくと、スムーズに協力し合うことができます。夫婦はチームであり、互いに支え合うことが大切です。

次に、子どもの夜泣きや癇癪に対しては「共感」の姿勢を持ちましょう。子どもは感情を上手く言葉で表現できず、不安や不快感を夜泣きや癇癪として表すことが多いです。特に、疲れていると感情のコントロールが難しくなり、癇癪として現れます。子どもが泣いているとき、「早く泣き止ませなきゃ」と焦るのではなく、「何を伝えたいんだろう?」と考え、その感情に寄り添うことが大切です。たとえ疲れていても、子どもの気持ちに寄り添うことで、親子の絆は深まります。

さらに、子どもに寄り添う際には、「身体」の姿勢も重要です。同じ言葉でも、立ったまま見下ろすのと、しゃがんで顔を合わせるのとでは、印象が全く異なります。立っていると上から見下ろしてしまいがちですが、しゃがんで子どもの目線に合わせることで、より親身な言葉が自然に出てくるものです。自分が疲れている時こそ、しゃがんで子どもを見てみましょう。

夜泣きや癇癪に疲れてしまうことは自然なことですが、それを乗り越えることで、父親としての力強さと子どもとの深い絆を手に入れることができます。