父親であることの大切さ

 

 

父親が父親であることがどれほど重要な役割であるか、現代社会では危険なほど軽視されています。父親という役割は家庭においてとても大切な仕事であり、それはつまり社会において大切な仕事であるということです。

 

 

 

 

(父親とは)「大統領であろうと、世界で最も大きな会社の最高経営者であろうと、男性として最も大切な仕事です。わたしたちにしか果たせない唯一の役目です。」(Gregory W. Slayton, 2021 糟谷他訳, 2021,「働き方改革より父親改革 仕事も家庭もうまくいく10のツール」いのちのことば社フォレストブックス p.42

 

 

 

 

 

「家族ために」と言って一生懸命働いていたら、気が付いたら「家族ほったらかしで」一生懸命働いている、という事態が今の世の中には溢れかえっている。会社、社会は職場で働く仕事こそが最も大切な仕事であり、最も大きな社会貢献であるかのように、すべての家庭を説き伏せた。

 

しかし、昨今の職場環境におけるメンタルヘルス急激な悪化や、止まらない少子高齢化問題、深刻な人材不足などの現実、会社を最優先にするという間違った優先順位が社会を崩壊に導こうとしているこが明らかにしている

 

職場の役割は替えがきく。しかし、父親という役割は替えがきかない。あなたの子どもの父親はあなたしかいないのです。あなたの子どもの将来を導き、それに向かって励まして、助けて、そしてなにより父親として愛することができるのはあなたしかいないのです。

 

あなたの父親としての姿は、あなたの子どもに大きな影響を与えます。そしてその子が親になったとき、またその子どもに大きな影響を与えます。その子どもたちがわたしたちの未来の社会を形作っていくのです。

 

わたしたちの未来は父親たちにかかっているのです。