夫婦で話し合うべき4つの子育てポイント

 

 

 

子どものことを「まだ子どもだから」と言って侮っていると痛い目を見る、なんてことは子育てにはよくあります。

 

子どもは大人が思っている以上に大人のことをよく見ています。

 

どっちの方がやさしいか、「いいよ」って言ってくれるのか。どっちの方が恐いか、「ダメでしょ!」って怒られるか。

 

観察し、大人を試しながら、自分の周囲の世界のことを子どもは少しずつ学んでいます。親は子どもの周囲の環境を整えながら、世界がどういうものか教えるのが役目です。

 

この時に大事なのが一貫性です。

 

ある時は許されることが、ある時は許されない。

ある時は先にくるものが、ある時は後にくる。

 

このような予測不能性は子どもを不安にします。

 

子どもの不安はこころの不安定です。

不安定だと、癇癪を起したり、指示を聞きにくくなったりします。

 

子どもは次に何が起こるのか、学ぼうとしています。次に何が起こるか分からない世界では、子どもは安心することができません。

 

逆に、安心、安定したこころの状態だと、子どもの集中力は上がり、感情の処理能力が上がり、親を信頼して指示を聞きやすくなります。

 

子どもの発達を促し、安心できる環境を作るには一貫性のある子育てが必要です。

 

夫婦で定期的に話し合って子育てのスタンダードが統一されているか確認しましょう。お互いの子育てに疑問があれば話し合って基準を設定する必要があります。

 

どちらが正しいか、という話し合いではありません。どちらに統一するか、という話し合いです。

 

子どもにとってはどっちが正しいことを言っているかは関係ありません。子どもにとってはどちらも同じことを言っているかどうか、が大事です。

 

子どもが一番信頼したい両親が矛盾したことを言うと、子どもは混乱します。どっちが正しいかは子どもに決めることはできません。

 

お父さんもお母さんも同じことを言っている、これを信じていいんだ、という安心感が子どもにとっては一番大切です。

 

もちろん、パパとママとでそれぞれの役割があるでしょう。

 

例えば、パパは走り回ったり、担いで遊んだり、体力的な触れ合いができて。ママは一緒に料理したり、お掃除したり、お手伝いさせてもらえたり。

 

それぞれの個性を子育てに活かすことも大事です。ですが、子どもにとって周囲の環境を形作る子育ての基準はできる限り一貫性を維持しましょう。

 

 

 

 

その1 順番

 

お風呂が先か、読み聞かせが先か、順番がいつも同じだと、次に何が起こるか子どもにも分かるので安心します

 

 

その2 時間

 

おやつは何時?テレビを見ていい時間は何分?いつ、どれくらいの長さ、は子どもの生活リズムを作ります

 

 

その3 しつけ方

 

何がダメで、何が許されるのか、ダメなことをした時、どう対応するのか、この基準がバラバラだと子どもはビクビクしてしまいます

 

 

その4 ほめ方

 

 

ほめ方は子どもの人格に大きな影響を与えます

どんな言葉をかけるのか、どんな報酬があるのか、どんな子に育って欲しいのか、話してみましょう

 

 

 

 

 

今日紹介した子育ての4ポイントについて是非、夫婦で話し合ってみてください。また、定めた基準について特に子どもと接することが多い他の家族にも説明してみましょう。

 

他にも夫婦で話し合ってよかった子育ての決めごとなどあれば、コメントで是非教えてください!