Explore a part of your life

 

コロナ禍の今、生活の中で、アートによる癒やしがこれほど大切に思えるときはありません。

これまで、アートはプラスαのもの、余暇の時間にあてるものととらえてきたけれど、
人の心をどれだけリフレッシュするものか、温かく豊かに、あるいはエネルギーを充電するものかを思うと、もっと生活の中心に、アートをおきたいものですね。
アートは実は人にとって必然です、ね。

学生のころ楽器をたしなめた、絵を書くのが好きだった、読書、歌うこと、あるいは絵画鑑賞が好きだった。そんな時間を、あえて積極的に、自分の時間にもう一度組み込んでみませんか。

子供が寝たあと、幼稚園や学校へ送ったあと。一人になる時間20分に目をむけておき、やることを決めておいて、自分時間を作りだす工夫。

絵が好きだったなら、水彩画の用意を台所の片隅にまとめておいて、さっと絵を描き始めてみるのもよいでしょう。水彩画ならすぐ乾くし、冷蔵庫に磁石で貼ってみるのも、家族の会話のトピックになります。子どもたちや家族に見せながら、あなたがどうしてそれを書いたのかシェアしながら。

ギターをやっていた人、歌っていた人。思い出の歌の楽譜や歌詞をネットで探すことからはじめてもいいのでは?あるいは、iPhoneに演奏を録画してみる楽しみもあります。

読みたい本はしまわず、外に出しておくことも、すぐに手が届くコツです。再開してみると、
案外いい感じ、いやいやこれは手強い、と、脳や心がときめくでしょう。

楽しみにはじめたその途端にまた赤ちゃんが泣き始めちゃった、なんてこともあるでしょう。けれど、それはそれでいいじゃないですか。初めのステップを切った自分を褒めてあげよう。テレビやニュース、チャットしているうちにすーっと通り過ぎてしまう時間を、
意識的に自分の時間に取り戻してみると、自分のスペースができ、
それが家族に、新しい、でも本来のあなたの姿を映し出すと思います。

昔やっていたことも、今に意味のあることのはず、と考えます。

 

ドキドキ Kay