子どもと親を救う奇跡の10分

 

 

 

「やだやだやだー!!!!これがいいの!!」

「ダメーー-!!ダメなのーーー!!自分でやる!!」

「行きたくない!ダメ!行かない!!ヤダ!ヤダーーー!(逃走)」

 

文字を読むだけでも鮮明にフラッシュバックする子どもの叫ぶ様。

つい昨日の話、今朝の話、いや、ついさっきの話かもしれません。

 

自我が芽生えた子どもは少しずつ自分がやりたいことがはっきりしてきます。自分の意志や感情がはっきりとしてくることは子どもの発達の上でとても健康なことです。

 

癇癪も実はその健康な発達の一部。とはいえ、親にとってはただでさえ大変で苦労の絶えない子育ての一日をドッと重くする事件です。

 

これって子どもの性格だからどうしようもない。癇癪をどうやって止められるんだろう?なんて言ったら静かに話を聞いてくれるんだろう?悩む人は多いです。

 

癇癪を0にすることは難しいでしょう。それはつまり、感情の起伏がなく、自己主張のない人間を作り出すことになってしまいます。

 

でも、子どもの健康な発達を助けながら癇癪の頻度を少なく、音量を少し小さく、時間を短くすることはできます。

 

これには色んな小さな積み重ねが必要ですが、その中でも今日はとっておきの一つをご紹介します。

 

10分の奇跡」

 

たった10分毎日もしくはできるだけ頻繁に定期的にこれをするだけで、子どもは親の注意を引くために大きな問題を起こしたりすることが減り、感情の爆発が小さくなります。

 

そして10分間なにをするかというと

「子どもと遊ぶ」

それも、全意識を一人の子どもに向けて遊びます。

 

スマホを置いて、家事も置いて、兄弟姉妹がいれば、その子たちは10分間、他の人の手に預けます。そして可能な限り子どもがしたい遊びで遊びます。

 

同年齢の兄弟姉妹が他にもいれば、順番にこの10分を取ります。母親も父親も同じように10分の奇跡を使ってみてください。

 

子どもは愛情に飢えた時、その感情を押し込めたり、言葉でコミュニケーションしたりすることが難しいです。癇癪は愛情の飢えを伝えるためのSOSです。

 

子どもの癇癪が増えたと思ったら、愛情タンクが空っぽになっているのかもしれません。10分の奇跡は子どもの愛情タンクを満たすための時間です。

 

たった毎日10分とはいえ、兄弟姉妹の面倒や、他の事を毎日放置するのは難しい、と言うのであれば、時間を短くしたり、質を下げるよりも、頻度を減らす方が効果的です。

 

今、これだけの時間、完全に自分だけを見てくれている。この愛情表現が大事です。

 

是非、みなさんの子育てにも役立ててみてください!