わが家の長男(2歳8カ月)の最近の流行は「自分でやる!」です。
自立心が育っていることはとてもうれしい反面、実務的に少し困ることもあります。
よくあるのは私がトイレ行きたくて、早く家に帰りたいんだけど、自分で歩きたい、と言って無理矢理抱えようもんなら大暴れで拒否。やっと家に着いたと思ったら、鍵を自分で開けたい、とちょっとこっちはいろいろ我慢の限界に来てるのですが!?
子供が一段階成長するたびに、新しい試練があって、その度に自分の子育てについて考え直し、妻と話し合います。
さっきのは厳しすぎただろうか?あるいは、ああいう時は、ズバッとこっちが主導権を握ったほうがいいのだろうか?
子育てのバランスに悩む方も多いのではないでしょうか?
長男が言葉を話し始めて、自我が芽生え始めたときに、癇癪を起こすようになって、わたしたち夫婦も悩んで、オンラインの子育てセミナーを受講することにしました。
その中でたくさん学ぶことがあって、(まだ受講終わってないのですが)一つわたしの子育て観を大きく変えた言葉があります。
「あなた(親)は子どもの良い上司です。」
これを聞いたときに、え?って思う人もいるかもしれません。それって、なんかすごい権威的じゃない?厳しくない?友達みたいに対等な立場じゃないの?
この言葉の鍵は【良い】上司というところです。
あるいは「あなたの理想の上司」と言い換えてもいいでしょう。
良い上司は落ち着いてリーダーシップを取ります。部下の意見を聞き入れます。部下の心理状態を理解しようと努めます。部下の成長を望み、部下の能力を見極めて仕事を任せ、そしてチームの目標を見据えて最終的な決断を下します。
逆に悪い上司は感情的です。ある時は激しく叱責して、一緒に飲んで関係を修復しようとします。報酬を使って部下に無理を強いります。部下の意見を一切聞き入れないか、あるいは部下に振り回されて、プロジェクトの方針が不明確です。
これを聞いたときにすぐ納得しました。子育てのバランスとは「愛か厳しさか」ではなくて、「愛とリーダーシップ」のバランスなんだと。
わが家の企業方針は「子どもが子どもらしく成長できる子育て」です。そして日々の重要タスク、お昼寝と夜の就寝を規定時間内に完遂することは必須。
そのうえで、特別プロジェクト「公園にお出かけ」「お友達のお家にお呼ばれ」「一緒にスーパーにお買い物」などを達成するために夫婦で協力して子どもたちの良い上司として奮闘しています。
これは私の子育てには非常に役に立ちましたが、「理想の上司像」というのも人によってそれぞれでしょうし、それが必ずしも自分がしたい子育てにマッチするか、というのも人それぞれでしょう。
私にとっては子育て、特に2歳児と対峙したときに、「良い上司ならどうするだろう?」と自問することで良い答えが見つかることが多いです。
みなさんも自分の子育てに大きな影響を与えた言葉があれば、是非コメントなどで教えてください!