「助けて」って言えない3つのワケ

家事に育児にその上、仕事も大忙し、いつもなんとか回っているけど、一つ予想外でもう緊急事態。そんな時、普通なら「助けて」って夫婦で言えるはず。なのに言えない。実はそんな夫婦はたくさんいます。本来なら「助けて」の一言で解決するはずなのに、なぜ言えないのでしょう?「助けて」と言えない心理を大きく3つに分類しました。

①助けて=失敗した

負けず嫌いなタイプで「助けて」が言えない人は、「助けて」ということがそのまま「自分ではできませんでした」という敗北宣言に繋がると考えているかもしれません。「助けて」と言うことでプライドが傷つく、あるいは助けが必要な状態にあること自体が恥ずかしい、と思っていませんか?

「助けて」の一言で深まる絆

助けなんて必要ない、と言い続けることで、完璧で強い自分を取り繕うことができるかもしれませんが、その仮面は夫婦の壁となってしまいます。互いの弱さを補い合うのが真の夫婦です。「助けが必要ない自分」という仮面を取った時に夫婦の絆はグッと深まります。

②自分のやり方じゃないとイヤ

畳んでもらった洗濯物だけど、畳み方が違うとき、そのまましまう、こっそり畳み直す、色々な反応があります。違うことが許せなくて、もう二度と畳んでもらいたくない、という人は、同じ理由で、助けが必要な時に「助けて」が言えないのかもしれません。

「助けて」の一言で深まる信頼

自分のやり方を手放すことができた時、代わりに夫婦にとってかけがえのないものを手に入れることになります。それは信頼関係です。助けを求めることで、相手への信頼を表すことになります。信頼を表すことで、相手も自分をより信頼し、相互的信頼関係が深まります。

③確固たる自立心

基本何でも自分でやる、分からないことは聞く前に調べる。やったことのないものは自分でまずやってみる。自分が自立した人間であることに誇りを持っている人は逆に、助けを求めることは、他力本願で、弱い人間のすることだと思っているかもしれません。

「助けて」の一言で深まるチームワーク

依存関係にある夫婦関係も健全ではありませんが、自立心によって寄り添うことができない夫婦もまた健全ではありません。夫婦とは互いを支え合うチームです。あなたが「助けて」の一言を発することで夫婦のチーム精神を養うことができます。

助けが必要な時に安心して「助けて」を言い合うことができる関係は健全です。子どもがいる家庭であれば、健全で親密な関係の良い模範を見せることができます。ぜひ「助けて」が飛び交う夫婦関係を目指してみてください。