オリンピックが開催、国民の感情は賛否両論

 

いよいよ今月は、 オリンピックが開催されますね。 国民の感情は賛否両論に分かれそれぞれの思いがテレビや 新聞、それにSNSで流れておりますが、皆様はどのようにお考えでしょうか。

このような社会の分断が起きる原因はどこにあるのでしょうか。 埼玉大学経済経営系大学院準教授の宇田川元一の書籍『他者と働く』(発行所:ニューズピックス)によれば、 人と人、組織と組織の関係性の中でこのような問題が生じると記されています。

私たち人間は、言葉によって自分の思いを伝え、相手の思いを理解することができる力が与えられています。しかし、その力が もしかしたら、十分使いきる力が足りないのかもしれませんね。

お互いに相手を尊重せずに言い合うことよりも、 自分自身を謙虚に振り返り。自分の思いは、 どのようにしたら、相手に伝わるのだろうか。 相手の思いに対して、こちら側の考えを一旦保留して「能動的に聴こうとする姿勢」が今の日本の社会を作る大人に、特に求められているように思います。

日本の社会に起きている問題の多くが、 その対話することがきちんとできないことに原因があるとすれば、 「最小の集まりである家族」の中での対話についても、慌ただしい日常生活の中において、自分ができているのかについて、冷静になって一度確認してみることも親の役割であり、責任であるように思います。

家族の中で何か気になっていることやどうも子どもとうまく噛み合わないことがあったとしたら、先ずは、親の側から自身の対話する姿勢を見つめてみることから始めてみることは、価値のあることではないかと思います。

オリンピックの賛否両論を、親がどう見ているか。我が子に分かるように話すことは、 子どもの社会を見る力を身に付ける上でも、実にタイムリーなニュースではないかと思います。 それを話の中で、人間にとってとても大切な事のひとつが「対話」であることを、小さいうちから教えられたらいいですね。

そのような関わりのできる父親になりたいものです。