完璧な母親という重圧を押しのける ~母親としての成長を楽しむ~

写真提供: @i_lor

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何であれ、やるなら一番を目指したいものです。人はトップ成績や栄誉のために一生懸命努力し、トップキャリアを目指して働きます。人生のあらゆる面において私たちは力の限りを尽くして向上を目指します。これは親業にも当てはまります。特に母親は頼られているという自覚があるので、すべてにおいて間違いがないようにしたいものです。唯一無二の愛と世話を家族に与えたいと願うものですが、人によっては完璧な母親像に苦しむこともあります。

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完璧とは欠けるところがないという意味ですが、人間はどんな小さなものであっても、間違いを犯さない、ということはありえないのです。完璧を目指そうとすることで、母親としての自信喪失や、自己評価の低下を招き、家族関係や家庭外の関係を育む大きな障害となる可能性があります。自分が望む目標達成を保証し、人生を制することができれば確かに力強いですが、母親としての成長のプロセスをただ楽しむことができれば、心の安らぎと幸せを手に入れることができます。

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完璧主義から抜け出せない、という人はコチラの5つのポイントを試してみてください!

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あなたを元気づけるものを持っておく。完璧主義は燃え尽き症候群を起こしやすいです。小さなディテールへのこだわっていると、その瞬間を楽しむことができなくなってしまいます。これだと疲れてしまうし、日々に必要な活力を徐々に奪っていきます。あなたが好きなことしてリチャージしましょう。あなたの想像力をアートに注いだり、街を散歩してみたり、心の赴くままに子どもと踊ってみたりするのもいいでしょう。これには正解がないので、リラックスすることができるでしょう。

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「小さな」勝ちを祝いましょう。多くの場合、母親は大きな目標にばかり目がいっているので、いくらやっても不十分に感じてしまいがちです。最終ゴールにたどり着くのに必要なチェックポイントがあるのを忘れてしまうのです。毎日、その日に自分が達成したすべてのことにおいて自分を誉めてあげましょう。子どものお弁当を作ってあげた、宿題を手伝ってあげた、単純なことでいいのです。こうしたことが子どもにとっては大きいのです。

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子育てはチームワーク。完璧を目指そうとすると、一人で全部をやってしまいがちです。母親は、父親が相方であることを忘れてはいけません。自分がこなさないといけないタスクの量に圧倒されてしまったら、パートナーに助けを求めて、二人でどのようにタスクを分担することができるか作戦会議をしましょう。助けを求めることは弱さの証ではありません。それどころか、背中を預けることができる相棒として信頼されている、と感じるでしょう。

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優先順位を書き出す。マルチタスクは便利なスキルですが、複数のタスクを同時にこなそうとすると、ミスの要因を一つ増やすことにもなります。優先度の高いものから順に並べたTo doリストを作って労力と時間を節約しましょう。その日にするべきことが明確になるので、何かし忘れたことがないか、不安になることもないでしょう。

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あなたは特別な存在です。毎日SNSで自分より立派な母親を見かけます。やる気を起こすのはもちろん良いことですが、自分よりも成功している母親によって設定された基準を満たしていない自分を責め始めてしまうと、害となります。忘れないでください。母親としての成長の道のりはみんな違います。そしてあなたにはあなただけの特別な道が用意されているのです。自分の目に入ってくるものにフィルターをかけて、自分の益になることにだけ目をとめましょう。

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完璧でなくても大丈夫です。大事なのは、自分ができるベストを尽くし続けて、自分のペースで学び続け、成長し続けることです。人生は短距離走ではなく、マラソンです。完璧な母親という重圧を押しのけて、自分の不完全さを受け入れて成長を目指しましょう。

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翻訳元:https://www.familyfirstglobal.org/overcoming-the-pressures-of-perfection/