子どもの怒りをコントロールする

 

良い日もあれば、悪い日もある。物事が計画通りに進まないことに憤りを覚えるのは普通のことです。怒りの現れ方はさまざまですが、大人の場合は自分の考えや感情を意識的に処理することができるので、対処しやすいものです。しかし、子どもの場合はそうはいきません。自分を取り巻く世界を理解し始めたばかりの幼少期には、自分の行動の結果を考えずに不快感を表現したりする傾向があります。

 

イェール大学医学部によると、4歳以下の子供は、泣く、蹴る、踏みつける、叩く、押すなどのエピソードを交えながら、1週間に9回もをかんしゃくを起こすことがあるそうです。一般的なのは、自分の欲しいものが手に入らなかったり、やりたくないことを頼まれたりしたときのフラストレーションです。このような行動から脱却できない子供は、仲間や家族、学校との関係に問題を抱えることがわかっています。

 

お子さんがかんしゃくを起こしたら、ただ嵐が過ぎ去るのを待つのは辞めましょう。感情的な爆弾を拡散させるために最善を尽くしてください。チャイルド・マインド・インスティテュートが発表した、怒りを抑えることが難しい子供に対して親が冷静で一貫した対応をするためのヒントをご紹介します。

 

親の立場を守る
譲歩しても解決にはなりません。メルトダウンしたときに、相手の要求を受け入れようとする誘惑に負けないでください。泣き言を言っているだけでは自分の思い通りにならないことを子供に理解してもらいましょう。

 

冷静に行動する
「毒をもって毒を制す」ではありません。子供の攻撃性を和らげるためには、自分自身の問題をコントロールする必要があります。冷静さを保つことで、ストレス要因に対処する際に子供に見せたい行動を教える良い模範になることができます。

 

話せるときに話す
鉄は熱いうちに打てません。物事が落ち着いてから、子供に話しかけて見ましょう。子供がより穏やかな環境でコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

心を落ち着かせる活動をとる
緊張を和らげるために、呼吸法などの自己鎮静法を行いましょう。また、愛情のこもった温かく抱きしめてあげることで、愛情が子どもに伝わり、子どもは安心感を得ることができるでしょう。

 

Nao