父と母、それぞれの役割

 

先日、ある夫婦についてのあるある記事を見ました。

小さな子どものいる共働きの夫婦で、投稿したのはその家庭の母親でした。

 

母親は仕事に出ていたある日、幼稚園から

「お子さんが熱を出したようなので、お迎えに来れますか?」

と連絡を受け、仕事を早退しお迎えに行きました。

熱が出ていて、しんどそうな様子。

彼女は、そのことをメールで夫に報告しました。

夫からは「ありがとう」と返信がありました。

 

この返信に対して、彼女は日頃の積もったモヤモヤもあったのでしょう。

夫に対する不満を述べます。

「ありがとう、の一言だけなの?」

「様子はどう?熱は何度くらい?とか、そういうこと気にならないの?」

「子どものことはほとんど私ばかりが背負わされて、これじゃあワンオペ育児だわ」

 

このような夫婦間のありがちな衝突、

実は「男女の違い」も関係してます。

ざっくり言うと、

女性は共感を大切にし、思いやりに秀でています。

男性は線引きを大切にし、リーダーとして導くことに長けています。

(あくまで傾向であり、当てはまらない人も多くいますが。)

これは対極にある性質なので、どちらかが正しいと一概に言えるものではなく

お互いの欠けを満たし合うためのピースのようなものなのです。

 

例えば、子どもがリスクを負って何かにチャレンジする時

父親は、それを応援し挑戦を後押しする一方、

母親は、心配して止めたくなるものなのです。

 

この場合、父親の「鈍感力」が子どもの自立を促す助けになります。

しかし同時に、親身になって寄り添うことのできる母親の性質もまた欠かせないものなのです。

 

最後に私が言いたい結論ですが、

「それは男性(女性)の性質だから、仕方ないです。我慢しましょう。」

ではなく!!

 

あなたが持っていない、なくてはならないパートナーの性質を理解し、尊重しあえる時

夫婦はもっと強い絆で結ばれていくのではないでしょうか。