お父さんの大きさ

 

父親とは一家の大黒柱とも呼ばれる存在です。家族の必要を満たし、家族を明るい未来に導くことを求められています。しかし、人によっては父親という役割を真剣に捉えすぎてしまっているのか、仕事にのめりこんで、その結果、家族との関係を育む時間とエネルギー奪われてしまっています。

 

 

その意図するところは間違っていなくても、良い父親はライフワークバランスを整えて、特に子どもの人格形成期の間は、その子の人生に関り続けるにはどうすべきか知っている必要があります。今日は子どもがお父さんと力強い心の絆を結ぶことで得られるメリットを4つご紹介します。

 

1. 父性が育てる知性

公園でキャッチボールや、一緒に行く山登りは一見すると、ただの楽しいアクティビティですが、父親が子どもにアクティブなライフスタイルを教えることで、高い認識力、好奇心、探求心が養われます。活動的な父親に育てられた子どもは学業成績が良く、学校の中退率が低く、少年犯罪を犯す確率も低い傾向にあります。

 

2. 大胆な生き方を学ぶ

子どもにとって、父親に心を支えてもらえることほど、頼もしいことはありません。父親に愛されていて、認めてもらっていて、一歩一歩導いてもらえることを知っている子どもは、より多くの幸せな体験をします。これは、恐怖や苛立ちなどの感情を処理することができるようになる、高い自己価値を持った子どもの人格に繋がります。このような精神面の強さは、状況や環境の変化に直面する時に役立ちます。

 

3. 父の背中を見て育つ

父親がより良い父親を目指すべきもう一つの理由は、子どもは父親の背中を追いかけるものだからです。上手くすれば、これによって行儀を学んだり、社交性を身に着けたり、問題に対して衝動的になりにくくなったりします。良い人間とは何かを示せる父親は、子どもに共感や寛大さ、他人の気持ちを察することを教えることができるのです。

 

4. 一緒に乗り越えるから強くなる

子どもの自然な好奇心を満たすために父親が近くにいることで、子どもが興味をもったことに様々な新しい視点を与えることができます。悲劇の時には、子どもが乗り越えることができるように、父親が寄り添ってあげるのが理想的です。困難を乗り越え、父親がその手で解決するのを見ることで、子どもは自分で即座に考えて、その状況で与えられているものを使って人生を乗り越えようと考えるようになります。

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全体の利益のために人は犠牲を払うべきだと信じる人がいますが、世の父親たちに言いたい。なにかのために、子どもとの大切な時間を削ることを考えているなら、一度立ち止まって、考えてみてほしい。その決断があなたの子どもの人生にどのような影響を与えるのか。子どもの手を握って、一緒に幼い人生の嵐を乗り越えることは、その嵐の時の助けになるだけでなく、その子が将来、選んだ道のりの中で直面するたくさんの嵐の時の助けにもなるのです。

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翻訳元(https://www.familyfirstglobal.org/being-present-for-the-future/