「ありがとう」と「ごめんね」で育てる夫婦関係

 

 

「ありがとう」と「ごめんなさい」だけはしっかり言える子になってほしい、というのは日本の子育て文化に深く根ざした理念で、シンプルだけど、とても大切な考え方ですよね。

 

「ありがとう」と「ごめんなさい」大人になっても人間関係に大いに活用できます。しかし、なぜかこれが夫婦になると、途端にできなくなってしまうことがあります。

 

夫婦とは良くも悪くも一心同体で、一緒にいることが自然すぎて、もう一人の人間がそこにいることを忘れてしまうことすらあります。やってもらうことが当たり前で、失敗してもそのままにしてしまう、そんな関係になってしまうケースもあります。

 

夫婦関係が上手くいっていないなー、と悩んでいたら、まずはこのシンプルな二つの言葉から始めてみてはいかがでしょうか?

 

「ありがとう」

 

と言われて嫌な気分になることはめったにありません。しかし、ありがとうを言われなくて嫌な気分になることはたくさんあります。1回の「ありがとう」で喜んでもらおうとする必要はありません。それよりも毎日、小さな「ありがとう」をたくさん口にしましょう。「ありがとう」の習慣が自分に付き、夫婦で文化となることが最も重要です。「ありがとう」の心を持ち続ければ、厳しい状況の中でも、互いを責め合うのではなく、感謝し合うことができます。

 

 

「ごめんね」

 

はたくさん言えばいいものではありません。しかし、できる限り早く言わなければなりません。相手の怒りを鎮めるためだけの「ごめん」にあまり効果はありません。しかし、なぜ自分が悪いのか分かっている時はできるだけ早く「ごめん」を言いましょう。この「ごめん」をお皿洗い終わってから、お風呂入ってから、朝起きた時、と先延ばしにして得をすることはありません。お皿を洗う手を止めて、振り返って、目を見て言う「ごめん」には大きな力があります。「ごめん」という言葉には「あなたがどれほど大切か」を伝える力があります。

 

「ありがとう」と「ごめんね」を上手に使って良い夫婦関係を育んでください。みなさんのご夫婦で大切にしている言葉があれば、是非コメント欄で教えてください!