コロナ禍の憂鬱な気分を和らげる5つの方法

 

この数ヶ月で気分が激しく落ち込んでいるのは、あなただけではないかもしれません。コロナ禍をきっかけに、予測されていたうつ病の波がやってきています。もしも悪魔がいたとして、悪魔がうつ病の流行を作り出すとしたら、コロナ禍の影響によく似た条件を選ぶのではないでしょうか。ストレスをかけて、将来に不安を感じさせる状況から始めます。雇用、楽しい活動、家族や友人の存在を奪います。そして終わりが見えないような環境を作るのです。これでは、多くの人がうつ病を発症するのも無理はありません。

 

うつ病の一般的な症状は以下の通りです。
    
    – 気分が落ち込む、「ブルー」になる、感情が麻痺する
    
    – 普段楽しんでいることでも、何も楽しむことができない
    
    – 眠れない、またはいつもよりたくさん眠る
    
    – 食欲が増したり減ったりする
    
    – 集中力の低下、判断力の低下
    
    – 泥の中を歩いているように身体がだるくなったり、じっとしていられないような身体の焦燥感がある
    
    – ひどく罪悪感を感じたり、自分には価値がないと思ったりする
    
    – 身体的疲労:いつも疲れているように感じる
    
    – 死を考えたり、人生を終わらせたいと思う

 

では、どうすれば良いのでしょうか?以下の3つのアプローチが効果的であると言われています。
    
    考える:思考を柔くする
    
    行動する:人生を豊かにする活動をする
    
    受け入れる:今に気付き、心を開く

 

これを実行に移すための5つの方法を次の1ヶ月で一つずつ紹介していきます。

 

1. 思考に気を配る私たちの心は常に物語を語りかけています。

気持ちが落ち込んでいるとき、そのストーリーはとてもネガティブなものになりがちです。
「 私の人生は、何をやってもうまくいかない。」「私はダメな人間だ。」「これは絶望的だ。」「私がいない方がみんな幸せになれる。」このような考えは、カウンセラーだけでなく、うつ病と闘ってきた経験のある方なら理解できるのではないでしょうか。おそらく真実ではないと分かっていても、その時は確かに真実のように感じるのです。そして、それがうつ病の原因になることもあります。感じてることが幻想である、嘘である、フィクションであると自分に言い聞かせる必要はありません。心の創造物であることを自分に言い聞かせればいいのです。そして感じてるままの自分の声に耳を傾けてあげてください。

 

アクションステップ

 

特に気分が急降下したときには、自分が考えていることに気づくようにしましょう。直前に何が頭をよぎりましたか?自分に何を言い聞かせていましたか?そして、それを書き留めてください(この部分が重要です)。これらのストーリーを捉えることができれば、そのストーリーに疑問を持ち、その力を削ぐことができるようになります。

 

次回は「2. 身体を動かす」ことについて紹介します!