子どもの責任の肩代わり

親が子どもの責任をどこまでとってあげるべきか?

これは簡単に答えが出るような問題ではないですし、
それぞれの子の成長に従って見極めていかなければなりません。

しかし、この線引きが上手にできると
親のストレスも減りますし
子の成長にもつながります。

現状から言いますと、日本では親がその線を超えて
子の責任を取り過ぎてしまう事が多々あります。

・子の進路を決める
・縁談を押し付ける
・本人が起こした問題の尻拭いをしすぎる
などです。

何が問題か、というと
本来子ども自身が負うべき責任を親が負ってしまうと
「自分が背負うべき責任」に対して無責任になってしまうのです。
程度の違いはあっても、そこに当てはまる人は多いのではないでしょうか。

例えば「自分が幸せになる責任」も
自立した人であれば持っていた方がよいことです。

しかし、そこを学べないまま成長してしまうと
「なんで私を幸せにしてくれないの」
「あいつがいるせいで」
と他人や環境に依存しやすくなってしまいますし、
人間関係のトラブルも増えるでしょう。

親と子の「境界線」とも言えるこのテーマは
本当に複雑で家庭によっても正解は違います。
でも適切な境界線がある家庭環境は
子どもの自立を促し、幸せな人生を生きる道ぞなえになるでしょう。

RCメソッド認定カウンセラー
菊池 タクオ