野田ケイ 
4. ステイホームしながら交流を続ける
良い人間関係は抗うつ剤です。引きこもりやすい環境の中でも、ステイホーム中は電話やビデオ会議で、大切な人と過ごす時間を増やすことを心がけましょう。友達と一緒に離れて散歩に行ったり、目の届くところで電話で話したり、工夫してみましょう。同じ場所にいなくても、ライン電話しながら誰かと「一緒に」家で映画を見る。
また、難しいかもしれませんが、自分が悩んでいるときでも、他の人の生活を改善する方法を探してみてください。うつ病の自己中心的な考えは、それ自体が一種の罰であり、退屈なものです。身近な人に親切にする機会を探しましょう。研究によると、人を助けることは強力な気分転換になります。
アクションステップ友人や家族にメールや電話をして、話をする時間を作りましょう。
その際、必ず相手の様子を尋ねましょう。
5.今に心を開く
最後に、今の自分に一歩踏み込んでみましょう。うつ病は、将来に目を向けているときに悪化します。いつまでもこのように感じているのではないか、物事は決して良くならないのではないかと想像するのです。今に目を向けることで頭の中や想像上の未来にとらわれることなく、今やっていることを実際にやってみようという気持ちにさせてくれます。
現在に存在するということは、単に未来に生きないということではありません。自分の身体、感情、思考プロセスなど、自分は現在にしか存在しません。どんな困難に直面しても変わらない、自分の心の奥底にある精神もそこにあります。そこには、人生の各瞬間に立ち向かうための力と決意があるのです。
アクションステップ
朝起きたら、一日を始める前に自分に挨拶をしましょう。吐く息をゆっくりとしたペースで、落ち着いて5回呼吸します。思考、感情、身体的感覚など、自分にとっての状況に気づきます。自分とのつながりを大切にして、一日を始めましょう。
何よりも、今もこれからも、自分に優しくしてあげてください。今はストレスの多い時代です。これは大変なことです。誰もがこれまでに経験したことのないことです。それでも最善を尽くして物事を解決しようとしています。何をするにしても、自分自身をあきらめないでください。皆さんには、皆さんが想像する以上の価値があります。そして、あなたの中には、自分が思っている以上の強さがあり、日々の困難に立ち向かう強さが与えられているのです。
Nao